このグループをご紹介します。
Breakwater – Work It Out (1978)
Breakwaterってグループはやはり米フィラデルフィアの人気ヴォーカル・グループ、Blue Magicを前身とする、ヴォーカル&インストルメンタル・グループ。この曲はクィーカ(ブラジルのパーカッション)使いも効いてるメロウでフィリーで、かつ南国ムード(おそらく死語)たっぷりの極楽系ソング。そんな1stアルバム『Breakwater』がリリースされたのが1978年の事。このあたりになるとフィラデルフィアのソウル・ミュージックも一つにはくくりづらい相当多彩な様相を示して来ていましたね。
もちろんディスコ・ブームとどう付き合って行くのか、またどう差別化して行くのかの双方がP.I.R.始めとするフィリー・レーベルの命題でもあった頃。Breakwaterもそんな歴史の中から生まれ落ちたグループでもありました。
素晴らしいのは1980年にリリースされた2ndも同様にラテン・フレーバーを上手く取り入れたブラジリアン・フィリーとでも言いたくなるような心地よい曲が揃っていました。
Breakwater – Say You Love Me Girl (1980)
でも昨今のダンス・ミュージック・ファンが椅子から転げ落ちるのはこれね。
Breakwater – Release The Beast (1980)
説明するまでもないこちらのこの曲。
Daft Punk – Robot Rock (2005年)
元ネタっていうかサンプル元っていうかまんま・・・流石はDaft Punk。元々多彩なネタ使いのグループですが(そういえばやはりフィリー系でもあるアーティスト、Edwin Birdsongネタ曲なんかも)、その使い方も半端じゃないっす。
まぁ脈々と受け継がれているフィリーの魅力ってことで。