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New Album  Core

今宵Terri Wellsと

Terri Wells – I’ll Be Around (1984年)

これまでご紹介して来た曲の中では随分新しめな’84年産。この頃になると打ち込み大全盛の時代でして、もうドラム・マシーンにベースもシンセで打ちこみねぇって時代。なので今はそのチープさ込みで愛でたくなるかどうかって所が境目。

でもこの曲。今でも、っていうか今好きです。

Terri Wellsは1976年に、フィラデルフィアのTSOPレーベルでボーカル・グループCity Limitsのメンバーとしてデビュー(この頃はTerry Wellsと記載)。Spinnersのバック・ボーカルなんかもしてたフィリーで70年代を過ごしたシンガー(ちなみにI’ll Be Aroundはご存知、Spinnersのカバー)。Dexter Wanselのアルバムなんかでも歌っていました。その後Roy Ayersの作品なんかにも顔出して行くんですが、僕は’84年のこのアルバムが好きです。

Terri Wells – Just Like Dreamin’

Nick Martenelliのプロデュース。先日紹介したBreakwaterのKae Williamsも製作に絡む、実はフィリーサウンドの後継ともいえる名盤だと思っています。Roy Ayersも参加していて彼女の経歴の集大成的な面も見えるアルバムですが、残念ながらソロ・アルバムはこれ一枚しかありません。素晴らしいシンガーなんですが・・・アメリカン・ショービズ、厳しいです。

実はこんな楽しいMVもあります。服装など当時の様子もよーく見えてくる最高のドラマ仕立てMV。楽しんで頂けたら幸い。

Terri Wells – I’m Givin’ All My Love (1984年)