COLDFEET

New Album  Core

今宵Cristinaと

ZEレーベルで僕が最初に、紹介しておきたいお方がこちら。

ZEレーベル2大歌姫のうちの1人、その名はCristinaです。デビュー時のウリはIQ160!!ハーバード大卒の天才美人歌手。

元々はハーバードで真面目に演劇を学び、ヴィレッジ・ヴォイスで演劇批評ライターの見習いをやっていたらしいんですが、そんな時に出会ったのが夕べ紹介したMichael Zilkha。お付き合いするうち(後に結婚するも1990年に離婚しています)「歌ってみない?」と口説かれて音楽活動を始めたそうです。なんともお気軽な話ですが、実は演劇経験のある彼女の、役を決めたらなりきって演じられる手腕に惹かれたようです。

ZEレーベルの第一弾リリースでもあった、John Cale(ジョン・ケイル / ex. The Velvet Underground))プロデュースによるシングル、「Disco Crone」で1978 年にデビュー(そうとう頭悪い系の脱力ディスコでした。あ、演技ね/笑)。1989年にはAugust Darnellプロデュースで(アレンジはお兄さんのStoney Browder Jr.)なんとThe Beatlesのカバー「Drive My Car」をシングルでリリース。

Cristina – Drive My Car (1978年)

同じくAugust Darnellプロデュースの元「映画的で演劇的で、ノスタルジックな要素を備えた初めてのディスコ・アルバム」を目指した1stアルバム「Cristina」も同年にリリースしました。このアルバム、一言でいうならばセクシーな脱力トロピカル・ディスコです(ジャケのインナースリーブもセクシーで素敵!)。

後にMadonnaもジャケデザイン始め様々Cristinaからパクってると思ってます。1984年になると今度はZEレーベルの2大プロデューサーの片割れ、Was Not WasのDon Wasのプロデュースに代わり2ndアルバム「Sleep It Off / 胸さわぎのクリスチーナ 」をリリース。さらなるちょっとパンクな脱力ミュータンント・ディスコの傑作を生み落としたのでした。

Cristina – When U Were Mine (1984年)

ローリング・ストーン誌は3つ星のレビューをのせ、フェイス・マガジンの年間トップ20に選ばれたこのアルバムでしたが、アメリカでさえほとんど店頭にならぶ事さえなかったといわれいます。でも今聞いても、笑えるし踊れるし楽しいアルバムです。後に多くのアーティストがパクった2ndのジャケも(表/裏ともに)最高。

数少ないキッチュでセクシーで踊れる、大好きなアーティストです!