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今宵Cristinaと

ZEレーベルで僕が最初に、紹介しておきたいお方がこちら。 ZEレーベル2大歌姫のうちの1人、その名はCristinaです。デビュー時のウリはIQ160!!ハーバード大卒の天才美人歌手。 元々はハーバードで真面目に演劇を学び、ヴィレッジ・ヴォイスで演劇批評ライターの見習いをやっていたらしいんですが、そんな時に出会ったのが夕べ紹介したMichael Zilkha。お付き合いするうち(後に結婚するも1990年に離婚しています)「歌ってみない?」と口説かれて音楽活動を始めたそうです。なんともお気軽な話ですが、実は演劇経験のある彼女の、役を決めたらなりきって演じられる手腕に惹かれたようです。 ZEレーベルの第一弾リリースでもあった、John …

今宵ZEレーベルと

先だって紹介した、Kid CreoleことAugust Darnell流れの話を書いてみます。Dr. Buzzard’s Savannah Bandからいち早く脱退したAugust Darnellは新たなレーベルでプロデューサーとして活動を始め、さらにはDr. Buzzard’s Savannah BandのメンバーだったCoati MundiことAndy Hernandezを誘って新たなグループKid Creole And The Coconutsを始める事になるのですが、今日はそのレーベルの事について。 そのレーベル、名前をZEレーベルといいます。レーベルの発足は1978年、場所はニューヨーク。Michael Zilkha(マイ…

今宵もDr. Buzzard’s Original Savannah Bandと

2夜連続で大好きなKid CreoleことAugust Darnellのお話を。 昨夜紹介したDr. Buzzard’s Original Savannah Band。実はBest盤(こちらはCDのみか。しかもレーベルの都合で1stと2ndをシャッフルしただけで全曲収録という謎なものです)に色々今まで分からなかったKid Creoleの事やバンドの謎解きも書いてあります。Stoney Browder Jr.(ストーニー・ブラウダー・ジュニア)と、August Darnell(オーガスト・ダーネル)という兄弟を中心にNYCはブルックリンで結成されたバンドとはもちろん知っていましたが、二人の父親は映画好きだったようで、その父親に連れられ…

今宵Dr. Buzzard’s Original Savannah Bandと

もちろん僕も御多分に洩れず、Kid Creole & the Coconutsやその前身とも言えるDr. Buzzard’s Original Savannah Bandってのが学生時代にとにかく大好きでした。こんなバンド名、知らん人にはどんなバンドか名前からじゃ全然想像出来ないでしょうからまずは音を。 Kid Creole And The Coconuts – Annie I’m Not Your Daddy (1982年) Kid Creole & the Coconuts – Stool Pigeon (1982年) もちろん日本の米米クラブもその編成含め、コンセプトのネタ自体をこちらから頂いていました。しかし…

今宵Laura Nyroと

フィリー詣でで思い出しましたが、70年代後半のいわゆる後期フィリーソウル時期のずっと前、1971年にソングライターとして名を馳せていたLaura Nyro(ローラ・ニーロ)が全曲をR&B、ソウルのカヴァー作で統一し、ファンや周囲を驚かせたアルバム(彼女の5thアルバムでした)がありました。Patti LaBelleの在籍した黒人女性コーラス・グループLabelleとの共演も大きな話題になった名盤をご紹介しましょう。 プロデュースはご存知P.I.Rのボス、ギャンブル&ハフ。録音はもちろんシグマ・サウンド・スタジオです。 Laura Nyro ー Gonna Take A Miracle (1971年) オリジナルはThe Ro…

今宵The Jonesesと

時代をすこし戻して’77年。70年代を席巻したP.I.R.の一連のヒットにより、シグマ・スタジオ録音によるフィリー・グルーヴを求め、フィリー詣でともいうべきフィラデルフィア以外のアーティストによるフィラデルフィア録音のフィリーソウルも生まれて行きます。 ’60年代からメンバーを変えながらも活動を続けて来たグレン・ドーシー率いるThe Jonesesのアルバムもそんな中から生まれた名盤です(それまではNYを拠点としていました)。アルバムのプロデュースはMFSBのギタリスト、BOBBY ELI。バックを支えるのは最早円熟期を迎えていたと言っても良いMFSBの職人達。極上/流麗なフィリー・サウンドが満載です。 1曲のこちらからもぅフィリー…

今宵Atkinsと

Atkins – Feel It, Don’t Fight It (1982年) 80’sのグループです。この辺のグループになると語っている方も一気に少なくなってしまう感じですが、僕は昨日のTerri WellsやこのAtkins等そこが、フィラデルフィアの老舗レーベル、P.I.R.もがなし得なかった70’sのフィリー・サウンドを継承した次世代のソウルというスタイルを作るきっかけを持ち得ていたんじゃないかって思ってます。 「Feel It, Don’t Fight It 」は82年にWarnerよりリリースされた兄弟5人組のソウル・グループAtkinsのおそらく唯一のアルバム「Same」のA面の1曲目。プロデュースはFreddie …

今宵Terri Wellsと

Terri Wells – I’ll Be Around (1984年) これまでご紹介して来た曲の中では随分新しめな’84年産。この頃になると打ち込み大全盛の時代でして、もうドラム・マシーンにベースもシンセで打ちこみねぇって時代。なので今はそのチープさ込みで愛でたくなるかどうかって所が境目。 でもこの曲。今でも、っていうか今好きです。 Terri Wellsは1976年に、フィラデルフィアのTSOPレーベルでボーカル・グループCity Limitsのメンバーとしてデビュー(この頃はTerry Wellsと記載)。Spinnersのバック・ボーカルなんかもしてたフィリーで70年代を過ごしたシンガー(ちなみにI’ll Be Aroun…

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